祝福工場 Shukufuku Kōjō

祝福工場 Shukufuku Kōjō [Intro] 都市の外れに立つ白い工場 今日も「おめでとう」を量産している [Verse 1] 「すごいね」一万個ラインで流れる 「頑張ったね」もベルトコンベアの上 心のない言葉が整列して 誰かの一日を飾りつける [Pre-Chorus] 本当の声はどこに行ったの 検索しても出てこない エラー表示の笑顔だけが 今日も正常ですって笑う [Chorus] おめでとう おめでとう 機械みたいに鳴いていた 笑えない 笑えない でも笑ってみせた 割れた声で 「すごいね」って言う 心はバグ でも拍手は鳴る おめでとう おめでとう 空っぽの祝福 泣いてもバレない 祝福フィルター 見える/消える 感情の在庫 私は誰のための「よかったね」 [Verse 2] 工場の窓から見える帰り道 みんな同じ顔でスマホを見てる 「いいね」が給料みたいに積まれて 今日も誰かが無言で消費される [Bridge] ねえ、この祝福は誰のもの 私のじゃない気がする でも回るベルトの音が 止め方を教えてくれない [Final Chorus] おめでとう おめでとう 機械みたいに鳴いていた 笑えない 笑えない でも笑ってみせた 割れた声で 「すごいね」って言う 心はバグ でも拍手は鳴る おめでとう おめでとう 壊れた祝祭 それでも誰かは救われたふり 祝う/呪う 同じ発音で 工場は今日も眠らない [Outro] おめでとう それは誰かの涙の代わりに 静かに落ちていった