さよならの代わりに

深く沈む青の帳 言葉は泡になり溶ける 胸の奥で揺れる微光 遠い声がまだ聴こえる 緩やかにほどけてゆく 静寂だけが満ちて さよならの代わりに ただ目を閉じて 銀河の静けさが降りて ここは空の揺り籠 どこまでも深く 淡い光が抱きしめる 海の底で息を潜め 星の砂が肌に積もる やがてすべてはひとつになる 重さを忘れた水の中 緩やかにほどけてゆく 静寂だけが満ちて さよならの代わりに ただ目を閉じて 銀河の静けさが降りて ここは空の揺り籠 どこまでも深く 淡い光が抱きしめる ひとしずくの命が こぼれて還る 広がる星の海へと 迷いさえもやがて 星くずになる 永遠の闇の中 吸い込まれてゆく感覚 境界線がほどけてゆく 遠い太陽の瞬きが やさしく背中を押すようで さよならの代わりに ただ目を閉じて 銀河の静けさが降りて ここは空の揺り籠 どこまでも深く 淡い光が抱きしめる 光の輪郭がほどけ そっと溶けてゆく 見上げた先には 無限の闇がひらく さよならの代わりに ただ手を離す 銀河の静けさに沈んで ここは空の揺り籠 どこまでも深く 淡い光がほどけ消える 深く 深く ひとつになって どこまでも沈み 消える