RtoR Alcoholic days

RtoR / Alcoholic days 酒に救われたことは、一度もない。 それでも夜になるたび、グラスを手にしてしまう日々がある。 「Alcoholic days」は、アルコールそのものを歌った曲ではない。酔うことでしか言葉にならなかった感情、朝になれば忘れてしまう約束、繰り返し壊れては立ち上がる毎日。その曖昧な時間の輪郭を、轟音ギターと残響の中に閉じ込めた。 Oasis譲りの真っ直ぐなメロディ、Mogwaiを思わせる静寂から爆発へ向かうダイナミズム、そしてMy Bloody Valentine以降のシューゲイザーが持つ、現実と夢の境界をぼかすような浮遊感。それらを吸収しながらも、この曲が見つめているのはどこにでもある部屋と、誰にも見せない夜だ。 空は青く、雲はいつもより白い。それでも心の中には少しだけ濁った景色が残っている。 「Alcoholic days」は、壊れてしまった人間の歌ではない。壊れそうになりながら、それでも明日を迎えてしまう人間のための歌である。