雨を忘れた街 Ame wo Wasureta Machi

雨を忘れた街 (Ame wo Wasureta Machi) (เมืองที่ลืมสายฝน) 【Intro】 生まれた時から 雨の音がしていた 窓を叩く雫も 濡れたアスファルトの匂いも この街では 当たり前の景色だった 【Verse 1】 みんな同じ傘をさして 同じ色の空を見上げる 「青空なんておとぎ話だ」 誰かが笑って言っていた 晴れを知らない子どもたちは 水たまりを海と呼んで 灰色だけの絵の具で 未来を描いていた 【Pre-Chorus】 それなのに 古い本の片隅で見つけた "空は青い"という一文が なぜだか胸を離れなかった 【Chorus】 雨の向こうへ 手を伸ばしたって届かないけど それでも僕は 晴れる日を待っていた 雲の隙間に きっと光が眠っていると 誰も信じなくても 僕だけは知っていたかった 【Verse 2】 びしょ濡れの帰り道で 傘を閉じてみたことがある 冷たい雨が頬を伝って 少しだけ泣いた気がした 「そんなことして何になるの」 友達は不思議そうに笑う それでも僕は 雨の重さを知りたかった 晴れを待つために 【Pre-Chorus】 見たことのないものを 信じ続けることは 時々少し 寂しいことだった 【Chorus】 雨の向こうへ 鳥はどこまで飛べるだろう まだ見ぬ空へ 名前のない風が吹いている 夕焼けの色も 春の匂いも知らないけれど それでも僕は 晴れる日を夢見ていた 【Bridge】 ある朝 雨音が消えた 静かすぎる空を見上げて みんなが足を止めていた 雲の切れ間から 一筋の光がこぼれて 誰かが小さく 「あ…」と呟いた 【Final Chorus】 雨の向こうに こんな景色があったんだね 青い空には ちゃんと終わりがなかった 今まで濡れてきた日々も 俯いていた季節さえも この光へ 続いていたんだ 雨を知らなければ きっと気づけなかった 晴れの日は こんなにも眩しいこと 【Outro】 街じゅうの傘が ひとつ またひとつ閉じていく そして僕は 少しだけ笑って 見上げた空の青さを 忘れないように 目を閉じた