終わりなき螺旋の果て

ガラスの羽根が解けて 藍晶の水路を降りてゆく 眠り忘れた白月に 淡い燐光が揺れていた 透き通る指先で 封じられた扉をなぞる 欠けた星々の残響が 胸の奥で瞬いている 蒼へ堕ちてゆく 終わりなき螺旋の果て 輪廻だけを灯火に 深い海を漂う 白く霞む世界 零れ落ちる星彩 触れた記憶の温もりが 静寂に溶けてゆく 瑠璃の階段 漂えば 反転してゆく天井 逆さに眠る迷宮で 琥珀の風が踊っていた 凍てつく鐘の余韻に 銀河の繭がほどける 白銀の旋律だけ 静かな闇へ沈んでく 蒼へ堕ちてゆく 微睡の輪の中へ 水晶みたいな涙が 夜空へ融けてゆく 淡く揺れる鼓動 果てしない星彩 名前さえ失くしたまま 漂っている 黒曜の空に浮かぶ庭園 音もない流星群が 瞳の奥へ降り注ぐ 崩れかけた幻想が 淡光へ変わるたび 新しい夢 階層が 静かに産まれてゆく 蒼へ堕ちてゆく 終わりなき螺旋の果て 終わりの歌を辿って 静かに沈んでゆく 白く揺れる波間 終焉さえも眠る場所 降り積もる星彩と 永遠に  蒼へ堕ちてゆく 終わりなき螺旋の果て 終わりの歌を辿って