「白鳥の夜」 MakeSong&なふ
七夕を過ぎてしまったので、彦星と織姫の話はやめて、ゼウスとレダの物語を歌にしました。 白鳥が舞い降りる夕暮 スパルタの王妃レダは、夕暮れの川辺を歩いていました。 水面は薄紫に染まり、風はやわらかく、世界が静かに呼吸しているような時間。そのとき、空から一羽の白鳥が落ちるように飛んできました。 羽は乱れ、息は荒く、まるで何かに追われているようでした。レダは思わず駆け寄ります。 白鳥は震えながら彼女の腕に身を寄せ、助けを求めるように首を傾けました。 鷲に追われた白鳥の正体 すぐ後ろから、巨大な鷲が影を落とします。 鋭い爪を光らせ、白鳥を狙って舞い降りようとするその姿は、まるで死の使いのよう。レダは白鳥を抱きしめ、身をかがめて守りました。 鷲はしばらく空を旋回したあと、諦めたように遠くへ飛び去っていきます。白鳥はレダの腕の中で静かに震え、やがてその震えは別の熱へと変わっていきました。 白鳥の姿をしたゼウス その白鳥こそ、レダの美しさに心を奪われた ゼウス でした。 妻ヘラの目を避けるため、そしてレダの心に近づくため、彼は弱った白鳥の姿を選んだのです。レダは白鳥を慰めるように抱き寄せます。 その優しさに包まれながら、ゼウスはそっと彼女の心へ入り込み、 夜の帳が降りるころ、二人は静かに結ばれたと語られます。 [歌詞] 薄紫の川辺 風が息をひそめ レダの指先が 光をすくう 羽ばたきの音 遠くで途切れ 白い影が 夜に落ちてきた 震える羽根を 抱きしめた瞬間 世界が静かに 形を変える その胸に宿る 神の鼓動 愛は 人の姿を借りて降りた 金の光が 水面に滲み 二人の影が ひとつに溶ける 夜の帳が すべてを包み 朝が来るまで 誰も知らない 秘め事のダンス 視線が絡まる 無垢な好奇心 ほどいていくの 神話の続き 今夜書き換えて 秘密の場所で 夢の続きを 月影の下 鼓動はシンクロ 境界線なんて 飛び越えていこう 誰も知らない ふたりだけの嘘 夜が明けるまで 魔法に溺れて

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