羅(うすもの) -現(うつつ)-

正義という名の、都合のいい外套。 剥ぎ取らなければ、飢え死にするだけさ。 ​「羅(うすもの)」 ​――洗いざらした紺の藍の頭衣の隙間から、不潔な髪を覗かせて、羅の衣の肩のあたりを気にしながら、ぼんやり雨を眺めていた。 (芥川龍之介『羅生門』より) ​■ 楽曲クレジット ・All Works:現(うつつ) ​■ 歌詞(Lyrics) ​ 夕暮れの街 雨の外套 飢え死ぬ前に 剥ぎ取るだけさ 誰もが正義の仮面を被って 昏い路地裏 品定め ​ 天から垂れた 銀の細糸 光る画面に 群がる指先 「これは僕のもの」と言った途端に ぷつりと切れて 闇の中 ​ 僕の頭上には いつだって ぼんやりとした不安が 踊っている 言葉の刃で 切り裂いたって 無機質な記号が 流れるだけ 人生は地獄よりも 地獄的だ 狂ったままで 踊り明かせ ​ 硝子窓の向こう 狂った国で 生まれる前の子供が 泣いている 誰もが被害者の 顔をして 冷え切った神経の 刃を研ぐ ​ だけど あの崖の上 響いたのは 母の声 暗闇に 投げ落とされた 眩い 蜜柑の黄色 ​ 僕の頭上には いつだって ぼんやりとした不安が 踊っている 阿呆の記録のような 毎日を 僕らはそれでも 引き摺っていく 冷たい歯車が 噛み合っても ただ一度だけ 叫んでみたい ​ 唯、それだけのために。 ​#現 #うつつ #jpop #羅 #うすもの #ボカロ #DTM #Alternative_J_Pop #ネオシティポップ