魅力度最下位“常連”イバラキの底力 外国人も夢中 行列できる“パンの街”とは?【Jの追跡】【スーパーJチャンネル】(2024年11月9日)
魅力度ランキング最下位を脱出した茨城県。でも周りの県からは「わざわざ行ってみたくなるスポットがない…」との声。でも茨城県には県外からお客さんを呼ぶ超人気行列グルメ店の数々や、世界を魅了する絶景スポットもあるんです。“シン・茨城の魅力”を追跡します。 ■行列グルメ 絶景 実は茨城がスゴい そもそも茨城県は、どういったイメージを持たれているのか聞いてみました。 千葉県民(30代) 「あんまり詳しくないけど、ちょっと田舎」 埼玉県民 「鎌倉は行きたい、となる。茨城に行こうって話にはならない」 千葉県民(60代) 「オシャレ感がない。『八ケ岳に行った』みたいなほうがオシャレっぽい」 わざわざ行ってみたくなるスポットがない…という声が少なくない様子。それに対し、茨城県民のお父さんは猛反論。 茨城県民(80代) 「茨城には何もねぇなんていうけど、とんでもない話。魅力がなかったら300万も人口来めーよ。県民人口300万ってモンゴルと同じだよ(※モンゴル人口約350万)。あんだけ広くて。うん、モンゴル!」 では、茨城の自慢は何ですか? 茨城県民(80代) 「水戸黄門さんだっぺ。水戸黄門だねぇーの」 水戸市民の女性は、魅力はあるのにアピール不足と分析。 茨城県民 「奥ゆかしいところが、茨城県あまりアピールできていない。良いところいっぱいあります」 「これもすごい給水塔で。クラシックで。給水塔マニアにはたまらないと思います」 ■No.1のシン・いばらきご当地グルメ そんななか今月、茨城の魅力を発信するため開催されたのが、県内全44市町村の新しいご当地グルメが一堂に介したイベント「シン・茨城メシ総選挙」。 競合を破りナンバーワンに選ばれたのが…。 茨城県民(60代) 「(Q.いくつ購入?)4個。なんせ新しいモノ好きなので。みなさんよりちょっとでも早く食べてみたいなって」 ナンバーワンに選ばれた注目の新ご当地グルメとは。 シン・茨城あげそば 開発担当者 大澤真理子さん 「こちらシン・茨城あげそばです」 桝田沙也香アナウンサー 「かわいい」 見事グランプリに輝いた、シン・茨城あげそば。油でカリっと揚げた茨城の名産「常陸秋そば」に、キクラゲや茨城県産の野菜をのせて、醤油ベースの熱々のあんを注ぎます。 たくあんやオクラ、梅で彩り、シャキカリ食感をプラス。最後にレンコンチップスを乗せれば完成。これまでにない食感にこだわっているといいます。 常陸秋そばの香ばしい香りがあって、食感がなんといっても楽しいです。おそばのカリッパリッという感じに、お野菜がとにかくシャキシャキ。 大澤さん 「揚げそばだとちょっと重たいって思われるかなと。大根おろしを入れて、おろしあんにすることで女性でも食べやすい味に」 そして、五霞町の名前にちなみ、5種類の味変調味料もおすすめ。 豆乳とすりごま、ラー油を混ぜれば、ゴマ担々風に味変。果たしてお味は? 桝田アナ 「全然違いますね。先ほどはしょうゆベースに鶏ガラで和を感じていた。中華になりました。おいしい」 大澤さん 「何度も何度も食べに来ていただきたい。私たちの思いがあります」 一方、県民で知らない人はいない、みんなから愛されるソウルフードもあります。 ■県外からも殺到 超人気“行列ソウルフード” 栃木県から(40代) 「いつも月1回来てますけど、そのたびに並んでいる」 福島県から(60代) 「もう10年前くらい前から」 「やみつきね」 近隣の県外客をごっそりかき集める超人気ラーメン店「松五郎」。 宮城県から(60代) 「宮城県から。朝7時には出てきました」 「(Q.ここに来るため?)来るために」 4時間かけても食べたい、やみつきになるラーメンとは…。 スタミナラーメン「松五郎」 池田陸さん 「はい、お待ちどおさまでした。スタミナ冷やしです」 桝田アナ 「あんかけなんですね」 こちらが、茨城県が誇る行列グルメ「スタミナラーメン」。 氷水でキュッとしめた冷たい中太麺に、一味唐辛子入りのアツアツのあんをかけた一品。レバーやカボチャ、キャベツなどラーメンにはちょっと珍しい具材です。 桝田アナ 「麺すごいモチモチ。甘辛のあんかけにトウガラシの辛みが良いアクセントになっていて、辛さがやみつきになります。シャキシャキとした野菜とレバーのクリーミーな感じがまた良い」 麺はあえてしっかり冷やすことでキュッと引き締まり、アツアツのあんに負けないモチプリ食感の食べ応え抜群の麺に。桝田アナもはしが止まりません。 桝田アナ 「(一気に)食べちゃいました」 ぺろり完食。 桝田アナ 「おいしい」 スタミナラーメンが誕生したのは昭和40年代後半。なぜ、他にはない独特なスタイルになったのでしょうか? 池田さん 「先代が当時の学生さんに、安くておなかいっぱいで栄養のあるものをというので、色々考えてこういうモノを作ったと」 当時捨てられることが多かったレバーと、野菜が安価で豊富に手に入りやすい茨城だったからこそ、誕生したというスタミナラーメン。 宮城県から(50代) 「ここに来ないと食べられないから。テレビ出ないでほしいよね。混むから」 すみません…来ちゃいました。 さらに、茨城県民に魅力の聞き込みを続けました。 茨城県民(20代) 「『だっぺ』だけじゃないんだぞって。テレビに出る茨城県民の方々は北の方が多い。もっと、つくばとかを取材していただけると魅力が」 では、行ってみましょう。県の南部つくば市へ。 ■県南つくば市の魅力はナニ? 日本随一の研究都市ですが、ここにも県外からお客さんが押し寄せるパン屋さんがありました。 桝田アナ 「こちらが大人気のパン屋さんクーロンヌです。今、午後2時なんですけれども、お店の前には大行列ができています。絶えず行列です」 千葉県から 「千葉県から来ました。1時間半くらいですかね」 神奈川県から 「わたしたち横浜から」 神奈川県から(20代) 「結構何回も来たことあります」 およそ100種類のパンの中で、多い日には800個が売れるという一番人気が…。 クーロンヌ マネージャー 鹿野大介さん 「こちらが“究極のロングソーセージフランス”になります」 桝田アナ 「顔より全然長いですよね。通常のホットドッグと比べて2倍くらい」 長さ40センチもある、まさに「究極のロングソーセージフランス」。 桝田アナ 「生地が本当にサクサクで、ソーセージがジューシー」 鹿野さん 「桜チップで燻製(くんせい)をかけて天然羊腸を使用して作ってもらっている」 バケットはオリジナル小麦粉を使用しパリッと食感を生み出し、高温でサクッと短時間で焼き上げます。 シェアできるよう、カットしてくれますが…桝田アナは、ひとりでサクッと完食。 鹿野さん 「すごいっすね」 桝田アナ 「おいしいから食べちゃいました」 他にも、隠し味に秘伝の「熟成にんにく酢」を使ったサックサクの「シン・カレーパン」に、これでもかとクリームがたっぷり入った「しあわせクリームパン」も人気。 実は、はるばる県外からやってくる人が多いのは、つくばの町自体にヒミツがあります。 アメリカ人(つくば市在住) 「本当に色んなパン屋さんがあってとても良いよ。つくばは良い所です」 インド人(つくば市在住) 「とても多い。街中からパンの香りが漂ってきます」 実は、つくば市は50店舗以上がひしめく「パンの街」。 ピーターパン(パンの街発案店) 酒井厚志さん 「やっぱり研究都市ですし、外国人の方も多くて。『パンの街つくば』というのを始めた」 世界各国から集まる研究者や留学生に、主食であるおいしいパンを提供しようと、20年前からパンで町おこしを始め個性豊かなパン屋さんが増えていったのです。 さらに、一見パン屋さんには見えないパン屋さんもありました。 ブーランジェリーアンキュイ 小山洋樹さん 「ここは以前ガソリンスタンド。雨に濡れない、屋根があれば。女性のお客様が多い中で、買いやすくなるのかなって」 パンの味は、もちろん本格派。週末は250個焼き上げ、毎回売り切れるという発酵バターを使ったクロワッサン。 桝田アナ 「もっと何個でも食べたいくらい」 「(Q.何個食べられる?)5個」 茨城といえば、とれたての海の幸が味わえるのが人気ですが…。今、海の絶景スポットが海外からも注目されています。 ■世界を魅了する“絶景の鳥居” 神様が降り立ったとされる神磯の鳥居は、太平洋の荒波が岩礁に白く砕ける瞬間が神々しく、SNSで人気に火が付き、なかでも鳥居の中に朝日がおさまる瞬間を撮りたいと、海外からも観光客が訪れています。 台湾から 「茨城は意外と面白いと思います。結構きれいな所だと思います。なんで(魅力度ランキングが)一番下か分からない」 茨城県の老舗ホテル「ホテル山水」 女将 高橋采子さん 「お~最下位脱出」 魅力度ランキング最下位脱出に歓喜した、地元旅館の女将さんたち。でも、ふと我に返ると…。 女将 高橋采子さん 「最下位が続いているほうがいいかなと」 若女将 高橋裕子さん 「中途半端にくすぶるよりかは最下位で」 「いばらき女将カード」など、この一年、茨城の魅力発信に尽力した女将さんたちからは、なんとも意外な声が。 内原鉱泉湯泉荘 女将 石川よう子さん 「私はどちらかというと、最下位って…結構おいしいと思っていた」 ホテルサンシティ勝田 女将 萩谷旬子さん 「『最下位だからどんな所か来てみました』というお声はたくさんいただいています」 実は、最下位のほうが注目されてよかったんじゃないか…との声も。 そこで、県民にも急きょ聞いてみました。 茨城県民(10代) 「最下位が魅力だったり。最下位だからこそ良いかなって」 茨城県民 「最下位でいいんですよ。それでアピールできるんだもん。『魅力度最下位の県から参りました』って言えるじゃないですか。中途半端。何もできないもんね」 話を聞いた65人のうち、半数近くが最下位の方が良かったと…。最下位を前向きに受け入れながら、魅力を高めてきた茨城。順位は何位でも、その魅力が色あせることはありません。 [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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