夜明け前のハイウェイ

夜明け前のハイウェイ ラジオのノイズに紛れて 君が最後に残した言葉を 何度も巻き戻している 見慣れた街の灯りが 今日は少し遠く見える 隣にいたはずの温もりは どこへ消えてしまったのだろう ねえ 君の世界には 今 誰がいるの 僕の知らない笑顔で 誰かを見つめているの ねえ 君の世界には まだ僕はいるの 答えのない夜を越えて 君の心を探している 窓を叩く雨音が やけに優しく響くから 忘れたふりをしていた 痛みまで蘇ってくる 愛はいつも少しだけ 言葉より遅れてくる だから僕らは何度も すれ違ってしまうのかな ねえ 君の世界には どんな夢があるの 僕と見ていた景色は もう色を変えたの ねえ 君の世界には 帰る場所があるの もしもまだ間に合うなら その扉を叩かせて 夜明けが街を染めても 答えは風の中 それでも僕は歌うよ 君の名前を ねえ 君の世界には まだ愛はあるの 届かないと知りながら 今日も君を見つめている