ラウダーテ・ドミヌム(主をほめたたえよ) Laudate Dominumエーリクス・エッシェンヴァルツ Ēriks Ešenvalds

ラウダーテ・ドミヌム(主をほめたたえよ) :エーリクス・エッシェンヴァルツ Laudate Dominum:Ēriks Ešenvalds pássaro de música vol.2 第2回河西麻希サクソフォーンリサイタル 「ラトビアの祈り」 ラトビア🇱🇻の作品のみのプログラムです 2016年1月31日 sun. 会場:けやきホール(古賀政男音楽博物館) Tokyo JAPAN サクソフォーン:河西麻希 Maki Kasai ピアノ:荒尾岳児 Gakuji Arao 解説 ■ラウダーテ・ドミヌム(主をほめたたえよ) Laudate Dominum エーリクスは特に合唱作品の評価が高いですが、今回演奏されるこの作品も、宗教的なテーマを持つ一連の合唱作品と同じ系列に入るものです。原曲はアルト・サクソフォーンとオルガンのために書かれていますが、今回は作曲者と出版社の了解のもとにオルガン部分をピアノに置き換えた版で演奏されます。 第一部Espressivoは五度と四度の音程に貫かれた響きのなかで、サクソフォーンによる讃歌が朗々と鳴りわたります。次第に高揚する中で第二部Jubilosoに入り、祝祭的な音楽に変わりますが、最後は静かにまたおごそかに、回想的にしめくくられます。この作品は2010年に作曲され、翌年Musica Baltica社より出版されました。 なお神学にも造詣の深いエーリクスは現在、英国ケンブリッジ大学トリニティカレッジに研究員として招かれています。「ラウダーテ・ドミヌム」は神の栄光についての讃歌です。二つの部分は祝祭と舞踊の要素、また人と神の関係における瞑想的なものを反映しています。2011年のアルティス・シーマニス(サクソフォーン)とクリスティーネ・アダマイテ(オルガン)による作品完成前からの協力で実現した初演は色彩感豊かですばらしいものでした。さらに今回、河西麻希さんが彼女独自の世界を私の作品で示してくれるであろうことを信じています。」=エーリクス・エッシェンヴァルツ= エーリクス・エッシェンヴァルツ Ēriks Ešenvalds (b.1977) エーリクスはプリエックレの出身。初めに神学を修めたのち、ラトビア音楽アカデミーにて名教授サルガ・メンツェに師事しました。同アカデミーを卒業後はヨーロッパ各地でギ・ライベル、クラウス・フーバー、ジョナサン・ハーヴェイ、フィリップ・マヌリといった現代音楽の大家について学んでいます。若手作曲家のホープであるエーリクスの作品はメンツェ女史譲りの民族音楽的側面に加えて欧米の進歩的な作曲技術が加味され、ラトビア国外でも高い評価を得ており、また親しまれています。 解説/日本ガルータ協会代表・菊地康則 挨拶文 凍てつく冬の風の中、 鳥はただひたすらに羽ばたく。 冷たい海を超えて、春の歌を届けるために。 サクソフォニスト・河西麻希が未知なる音楽へと 挑戦し続けるリサイタル・シリーズ "passaro de música ―音楽の鳥―"。 皆様、本日はお忙しい中ご来場くださり、誠にありがとうございます。 第2回目となる今回は、バルト海に面するヨーロッパ北東の地、 ラトビア共和国の作曲家を特集します。 日本にはあまりなじみのなかった国ですが、数年前、音楽祭の為にその地を 訪れて以来、私はその美しい文化と街並みにすっかり魅了され続けています。 いつかこの国の音楽を日本にも届けたい― その願いを本日、こういった形でついに実現することが出来ました。 はるか遠い異国の地でありながら、どこか日本人の心に響くその音楽を、 どうぞ皆様、最後までごゆっくりお楽しみください。 本日の出会いが、春を告げる鳥の歌の様に、 皆様の心に暖かい季節を運ぶ風となれますよう。 河西麻希