猪名川(尼崎)で春の元気を感じるオオヨシキリの鳴き声,コチドリの子育て!尼崎農業公園と猪名川、出会った鳥たちはキビタキ、コムクドリ、セッカ、オオヨシキリ、キジ、コチドリなど、うっちー探検発見ほっとけん
今回出会った鳥たち 1 キビタキ 日本の森林で見られるとても美しい夏鳥で、1年の中で季節ごとに生活の場所や行動が大きく変わります。 まず春(4月ごろ)になると、キビタキは東南アジアなど暖かい地域から日本へ渡ってきます。これを「渡り」といいます。オスは山の森で「ピッコロロロ…」というきれいな声でさえずり、自分のなわばりを作ってメスを呼びます。 初夏から夏(5月〜7月)は子育ての季節です。メスは木のくぼみや木の根元などに巣を作り、卵を産みます。ヒナがかえると、親鳥は昆虫をたくさん捕まえて運び、ヒナを育てます。この時期は森の中で活発に活動しています。 夏の終わり(8月ごろ)になると、子育てが終わり、キビタキは体力をつけるためにたくさんエサを食べます。そして秋(9月〜10月)になると、再び暖かい東南アジアへ向かって渡っていきます。 冬の間は日本にはおらず、暖かい国の森で過ごします。そしてまた春になると、日本に戻ってきます。 このようにキビタキは、「春に来て、夏に子育てし、秋に去り、冬は南で過ごす」という1年のリズムで生活している鳥です。 2 コムクドリ 日本で見られる渡り鳥で、季節によって生活の場所や行動が変わる鳥です。まず春(4月ごろ)になると、コムクドリは東南アジアなどの暖かい地域から日本に渡ってきます。日本では平地の林や公園、農地のまわりなどで見られ、群れで行動することが多いのが特徴です。 初夏から夏(5月〜7月)は子育ての季節です。木の穴(樹洞)や古い巣箱などに巣を作り、卵を産みます。ヒナが生まれると、親鳥は昆虫などをたくさん捕まえて運び、協力して育てます。この時期も、近くに仲間がいることが多いです。 夏の終わり(8月ごろ)になると、子育てが終わり、コムクドリはだんだん大きな群れを作るようになります。エサも木の実や果物などをよく食べて、長い移動に備えて体力をつけます。 秋(9月〜10月)になると、日本を離れて再び東南アジアへ渡っていきます。渡りのときは、何十羽、何百羽という大きな群れで行動することもあります。 冬の間は日本にはおらず、暖かい地域で群れのまま過ごします。そして春になると、また日本に戻ってきます。 このようにコムクドリは、「春に日本に来て、夏に子育てをし、秋に南へ渡り、冬は暖かい国で過ごす」という生活を毎年くり返しています。 3 セッカ 日本でよく見られる小さな鳥で、草原や河川敷などの草がしげった場所にすんでいます。1年を通して同じ場所にいる「留鳥(りゅうちょう)」で、季節ごとに生活の様子が少しずつ変わります。 春(3〜5月)春になると、オスは高く飛び上がって「ヒッヒッヒッ」と鳴きながら、なわばりをアピールします。これはメスに自分の存在を知らせるためです。この時期は繁殖(はんしょく)の始まりで、草の中に巣を作ります。 夏(6〜8月)夏は子育ての季節です。メスは草の葉を使って丸い巣を作り、卵を産みます。親鳥は昆虫などのエサを何度も運び、ヒナを育てます。草がよくしげるため、外からは巣が見えにくくなっています。 秋(9〜11月)秋になると繁殖は終わり、群れで行動することも増えてきます。エサを探しながら、草むらの中で静かに過ごします。冬に向けて体力をたくわえる大切な時期です。 冬(12〜2月)冬は寒さをしのぐため、草の中にかくれて過ごすことが多くなります。動きは少なくなりますが、昆虫や小さな生き物を見つけて食べながら生きています。 このようにセッカは、季節に合わせて行動を変えながら、同じ場所で1年を通してたくましく生活している鳥です。 4 オオヨシキリ ヨシ原(よしはら)とよばれる水辺の草地にすむ鳥で、日本では春から夏にかけて見られる「夏鳥(なつどり)」です。季節によってくらす場所が変わるのが大きな特徴です。 春(4〜5月)春になると、東南アジアなどの暖かい地域から日本にわたってきます。オスはヨシの上で「ギョギョシ、ギョギョシ!」と大きな声で鳴き、なわばりを主張しながらメスを呼びます。この鳴き声は初夏の風物詩として知られています。 夏(6〜7月)夏は子育ての季節です。ヨシの茎の間に巣を作り、卵を産みます。親鳥は昆虫を中心にエサを集めて、ヒナに何度も運びます。ヨシ原の中で生活するため、外からは見つけにくいですが、とてもにぎやかに活動しています。 秋(8〜9月)ヒナが育つと、オオヨシキリは日本を離れ、再び暖かい南の国へわたります。この時期には鳴き声も少なくなり、静かに移動していきます。 冬(10〜3月)冬の間は、日本ではほとんど見られません。東南アジアなどの暖かい地域で過ごし、次の春にまた日本へ戻ってきます。 このようにオオヨシキリは、季節ごとに長い距離を移動しながら、ヨシ原を中心に生活する鳥です。春の大きな鳴き声は、日本の初夏を感じさせる代表的な自然の音のひとつです。 5 キジ 日本の里山や畑、草原などにすむ鳥で、一年中同じ地域でくらす「留鳥」です。季節によって行動が変わりながら生活しています。 春(3〜5月)春は繁殖(はんしょく)の季節です。オスは色あざやかな体で「ケーン!」と大きな声で鳴き、なわばりを主張します。また、羽をバタバタと打ち鳴らす「母衣打ち(ほろうち)」という行動も見られます。これはメスに自分をアピールするためです。 夏(6〜8月)メスは草むらの地面に巣を作り、卵を産みます。ヒナがかえると、すぐに歩いて親といっしょにエサを探します。昆虫や草の種などを食べながら成長していきます。親鳥はヒナを外敵から守りながら育てます。 秋(9〜11月)ヒナは大きく成長し、親から少しずつ離れていきます。この時期はエサをたくさん食べて体力をつけ、冬にそなえます。稲刈り後の田んぼなどで姿が見られることもあります。 冬(12〜2月)冬は寒さをしのぎながら、草むらや林の中で静かにくらします。群れで行動することもあり、木の上で休むこともあります。エサは草の実や木の芽などを食べて過ごします。 このようにキジは、同じ場所で季節に合わせて行動を変えながら、一年を通してたくましく生活している鳥です。また、日本の国鳥としても知られています。 6 コチドリ 川原や干潟(ひがた)などの砂や小石の多い場所にすむ小さな鳥で、日本では主に春から夏に見られる「夏鳥」です。季節によってくらす場所や行動が変わります。 春(4〜5月)春になると、東南アジアなどの暖かい地域から日本にわたってきます。川原や砂地で「ピッピッ」と鳴きながらなわばりをつくり、オスはメスにアピールします。 夏(6〜7月)夏は子育ての季節です。コチドリは草をあまり使わず、地面の小石の間にくぼみを作って巣にします。そこに卵を産みますが、周りの石と似た色をしているため、とても見つかりにくいです。ヒナはかえるとすぐに歩き出し、自分でエサ(小さな虫など)をとりながら育ちます。親鳥は敵が近づくと、けがをしたふりをしてヒナを守ることもあります。 秋(8〜9月)ヒナが成長すると、コチドリは日本を離れ、暖かい南の地域へわたります。このころは鳴き声も少なくなり、静かに移動していきます。 冬(10〜3月)冬の間は日本ではあまり見られず、暖かい国で過ごします。そして春になると、また日本へ戻ってきます。 このようにコチドリは、季節ごとに長い距離を移動しながら、川原などの環境に適応して生活する鳥です。特に地面に巣を作るめずらしいくらし方が特徴です。 【はしりもの、おわりもの、珍しもの,変わりもの】 私が野鳥を見る観点は次の4つです。一はしりもの(その季節初めて見た)、二終わりもの(その季節最後に見た)、三珍しいもの(絶滅危惧種)、四変わりもの(変わった行動や形)の4つです。 【探検・発見・ほっとけん】 野鳥を探し探検すれば、色々な野鳥を発見します。発見が積み重なれば、その鳥や鳥がいる場所がかけがえのない素晴らしいものと感じます。そして、末永く子々孫々のために残さねばならないほっとけない場所と思うようになります。探検・発見・ほっとけんの自然の3けん主義で信条です
