1985年6月27日CBS・ソニー六本木スタジオにおいて「熱き心に」のボーカル・ダビングが行われました。#熱き心に #大瀧詠一 #大滝詠一 #小林旭 #阿久悠 #名曲秘話 #1985年6月27日
1985年6月27日 この日、CBS・ソニー六本木スタジオのAスタジオにおいて、「熱き心に」のボーカル、エレクトリック・ギター、シンセサイザーのダビングが行われました。 Producer:大瀧詠一 Engineer:吉田保 Assistant Engineer:松尾順二 CM音楽制作:ON・アソシエイツ Producer:大森昭男 Assistant Director:関口直人 Vocal:小林旭 この日は、16時から小林旭さんのボーカル・レコーディングを行い、その後、19時から21時にかけて鈴木茂さんと国吉良一さんがエレクトリック・ギターおよびシンセサイザーのダビングを実施しました。さらに、22時からラフ・ミックスが作成されました。 ※補足 ラフ・ミックス エンジニアやプロデューサーが、楽曲の完成形をイメージするために仮に作成する簡易的なミックス音源。 「熱き心に」(85)録音秘話 ・CM音楽制作会社「ON・アソシエイツ」代表・大森昭男さんへのインタビュー 大瀧さんとの仕事にはいろんな想い出がありますね。 福生で“良い雑談”をしているなかで、しばしば大瀧さんの口から映画の話、それも小林旭さんの『渡り鳥シリーズ』の話が出ることがありました。 あの方は小林さんの大ファンなんですね。 そんなおり、マキシムからCFのために、小林旭の歌を作りたいというお話があったので、私は即座に大瀧詠一さんを推薦したんです。 先方は「北帰行」のように朗々とした歌を作りたいという要望でした。 ところが、「大瀧さんで!」とは言ったものの、これが『イーチ・タイム』の作業時期だったんです(笑)。 でも、これは絶対に断れないように強引にお願いしようと決めて、作業中の信濃町ソニーのスタジオに向いまして、会うなり「大瀧さん、今度は断れませんよ。小林旭さんのために新曲をお願いしたいんです」と申し上げたんです。 お互いに長い沈黙ですよ(笑)。 これは、あとで聞いた話ですが、大瀧さんは、その時、咄嗟に、この仕事を受けるからには絶対にヒットさせなきゃいけない。これは小林旭さんのためにも絶対に外せないと思い巡らせたそうです。 そして、これは詞が大事だな、作詞は岩谷時子か阿久悠か、と考えられたとか。 私としては、松本隆さんもないことはないな、と思っていたんですが、後日、大瀧さんの方から「作詞は阿久さんで」という指定があって、お二人を引き合わせることになったんです。 あれは東京会館の1階のカフェでした。 大瀧さんは、メロディーのデモ・テープを阿久さんに渡しました。 お二人はお互い挨拶はするけれど、会話はなかったですね。 それから1週間ほど経ったある日、原稿用紙の升目いっぱいに「熱き心に」と書かれた阿久さんの詩が届きました。 大瀧さんにその旨お伝えする電話をかけたら「大森さん、読んで」っておっしゃってね。 私、アナウンサーを志望したこともあったので、その場で読みました(笑)。 これもあとで聞いた話ですけれど、大瀧さんとしては、歌詞を最初に原稿で読むのではなく、声にした詞を感じたいということだったんです。 ことほどさように、あの方はそうした極意を駆使されるんですよ。 録音は六本木のソニー・スタジオでした。 当時、小林さんのご担当はポリドールの松下さんという方で、彼が言うには「大森さん、歌い始めたら、もし途中で間違っても止めないで、一曲歌い終わるまで歌わせて下さい」ということだったんです。 小林さんは役者だから、歌い始める時に、「今度はこういう気持ちで、こんな役柄で歌おう」と決めて歌われるんですね。 小林さんは、真っ白で大きなバスタオルを肩にかけてマイクに向われました。 結局、10テイクくらい録ったと思います。 あとは大瀧さんが自分で良いテイクを繋ぐわけですが、その時、アシスタント以外のスタッフは人払いされて。 でも、私は心配でねぇ…(笑)。 たまたま運良くピアニストが使っていたヘッドフォンが生きていて、中の様子が、そこに返ってきてたんですね。 それをブースの外で、当時、弊社にいた関口と二人で聞いていたんです。 すると大瀧さん、ひとりごとを言ってましてね、それはもう本当に楽しそうに。ここの歌い方は、誰それみたいだな、とかいいながら繋いでるんです。 そばにエンジニアの方もいるんですけど、あれはほとんどひとり言でしたね(笑)。 録音後、小林さんの事務所の方が「完成しなくてもいいですから一応のバランスがとれたところでカセットに落として下さいませんか」とおっしゃいまして。 実は小林さんには、当時、高校生くらいのお嬢さんがいらして、あの大瀧さんが自分の父親に曲を書いてくれるわけがないと半信半疑だったようで、小林さんは、その証拠を持って帰りたいということでした(笑)。 (出典:『大滝詠一 スクラップ・ブック』『大滝詠一レコーディング・ダイアリーVol.3』) #熱き心に #大瀧詠一 #大滝詠一 #小林旭 #阿久悠 #ONアソシエイツ# CMソング #名曲秘話 #1985年6月27日

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1985年6月22日サウンド・イン・スタジオにおいて、大瀧詠一さんが敬愛してやまない小林旭さんが歌うCMソング「熱き心に」のレコーディングが開始されました。#大瀧詠一 #大滝詠一 #小林旭 #熱き心に

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