「この20年、諸外国に支配され多くのアフガニスタン人が薬物依存に陥った」 女性の権利は“認識”も「問題とは思わない」【タリバン最高幹部の一人に単独インタビュー】|TBS NEWS DIG

イスラム主義組織タリバンがアフガニスタンの実権を握って1年。現地で取材を続けるJNNのクルーは、アフガニスタン第二の都市・カンダハルでタリバン最高幹部の一人・ムッタキ外相代行との接触に成功。日本メディア初の単独インタビューに応じたムッタキ外相代行に「女性の権利」や「貧困」「薬物中毒者」などの問題について聞きました。(聞き手:須賀川拓 中東支局長) タリバン ムッタキ外相代行:20年前のタリバン政権時代に閣僚をつとめ、前アフガン政権やアメリカとの和平交渉の際タリバンの代表団を率いていた。 00:00 開始 00:37 ■「私たちは自らの国を統治できています」 ーータリバン政権発足から1年が経ちました。これまでにあなた方が行った功績や、この先やらなければならないと思うことを教えてください。 この1年、私たちは自らの国を統治できています。自分たちの予算内でそれを行っています。約80万人の職員の給与を支払い、生活を維持できています。 特に好転していると感じるのはアジア諸国における貿易に関してです。数千人以上の職員が継続して働いているからこそ可能になったことです。そうした職員の働きにより、様々な役職の者が再びカブールに戻ってきています。 ーー政権発足から1年でいまだ1か国もあなた方の国を承認していないのはなぜだと思いますか?また今後、その問題を解決するために何ができると思いますか? 国土を有し、国民がいて政府があり、治安を維持しているような国がある場合、その国は承認されるべきです。私たちは逆に聞きたい。なぜそうした国家が承認されないのでしょう。 承認されるべきです。 02:46 ■女性の権利「問題として取り上げられるレベルのものとは認識していません」 ーーここ最近、西側メディアは女性の権利について報じていますが、私はこの国の貧困と困窮を目にして「偽善」と感じることもあります。西側メディアがこの国の貧困と困窮を知りながら、女性の権利について報じていることについてあなたはどう思いますか? 思い出してほしいのは、この20年間アフガニスタンのおかれた状況が絶望的だったということ。私たちはアフガニスタンに支配の手が及んでいないことをうれしく思っています。西側はこうした問題を持ち上げて人々の関心を集めようとしているようです。 私たちは9万2000人の女性の職員を抱えています。その内1万4000人は厚生労働省で働いています。多くの部署で女性が活躍しているのです。つまり問題として取り上げられるレベルのものとは認識していません。 04:26 ーー一方で、この長い戦争でこの国の多くの命が失われました。特に多くの男性の命です。多くの家庭には夫や息子がいません。女性の権利を守ることは、そうした人々の命を守ることよりも重要ではないように聞こえますが、実際には女性の権利を守ることは男性がいない家族を守ることに直結するのではないでしょうか? 私たちはアフガニスタンの女性の権利を認識しています。たとえその女性たちがイスラム国家に対し批判的であったとしても、夫が亡くなっているような状況におかれているなら、私たちは彼女たちを受け入れています。私たちは彼女たちに同情し、家計を支える様々な支援を行います。それに女性たちはそこまで問題視していないでしょう。というのも、彼女たちはアフガニスタンの現状を理解しているし、彼女たちもムスリムです。私たちは女性の権利を守るために、具体的な政策を実施できるよう努力しています。 06:07 ■「この20年、諸外国に支配され多くのアフガニスタン人が薬物依存に陥った」 ーー私はこの国で貧困や麻薬が大きな問題になっている現状を目の当たりにしました。その責任は誰にあると思いますか?またこうした麻薬依存の人々を治療できると思いますか? 20年前、私たちは薬物の使用を禁止しました。そのとき薬物依存者の数はゼロでした。もしかしたら極々僅かな薬物依存者はいたかもしれませんが。この20年でアフガニスタンは諸外国に支配され、その間に薬物依存者はこのレベルまで増えてしまったのです。今では世界で最も薬物依存者数が多いといってもよい。この20年で多くのアフガニスタンの人々が薬物依存に陥っています。それでも現在、私たちイスラム国家は薬物の流通に規制をかけています。私たちはすべての州、83の病院で薬物依存者の治療ができるよう努力しています。 アフガニスタンと日本とは歴史的なつながりがあります。この1年間も日本に対し支援を望んでいました。アフガニスタンと日本の関係が元に戻ることを望んでいます。今まで日本がアフガニスタンのためにしてくれていたこと、それがたとえどんな小さなプロジェクトだとしても再び再開してもらいたいです。特に農業の分野に関しての支援は再開を希望します。それ以外の分野、たとえば健康面や教育面における支援も再開してほしいです。 国の統治は順調に進んでいると強調したムッタキ氏。「女性の権利」の問題については、「認識するも、問題だとは思っていない」と述べ、具体的な策については明らかにしなかった。 #アフガニスタン  #須賀川拓  #tbs ▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://newsdig.tbs.co.jp/ ▼チャンネル登録をお願いします!    / @tbsnewsdig   ▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」 https://www.tbs.co.jp/news_sp/tbs-ins... ▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」 https://www.tbs.co.jp/news_sp/toukou....

[EXCLUSIVE]  Japanese correspondent confronts Taliban spokesman (English with Japanese subtitles)
▶︎

[EXCLUSIVE] Japanese correspondent confronts Taliban spokesman (English with Japanese subtitles)

「命令に背くことはできない」タリバン政権下で“死刑宣告”、弁護士一家 アフガンからの国外脱出【報道特集】| TBS NEWS DIG
▶︎

「命令に背くことはできない」タリバン政権下で“死刑宣告”、弁護士一家 アフガンからの国外脱出【報道特集】| TBS NEWS DIG

【復権4年】アフガニスタン再訪取材報告 タリバン復権4年の"光と影" ゲスト:遠藤正雄(ジャーナリスト/報道カメラマン)宮田律(現代イスラム研究センター理事長)8月18日 BS11 インサイドOUT
▶︎

【復権4年】アフガニスタン再訪取材報告 タリバン復権4年の"光と影" ゲスト:遠藤正雄(ジャーナリスト/報道カメラマン)宮田律(現代イスラム研究センター理事長)8月18日 BS11 インサイドOUT

【小泉悠】ロシア兵50万人死亡の衝撃。なぜプーチンは平気なのか?歪すぎる軍の構造と使い捨てられる命の現実【井上和彦】
▶︎

【小泉悠】ロシア兵50万人死亡の衝撃。なぜプーチンは平気なのか?歪すぎる軍の構造と使い捨てられる命の現実【井上和彦】

【解説人語】「ドクター・ナカムラを殺してしまった」 白状した男はどこに?中村哲さん襲撃事件から5年 追い続けた記者語る(元イスラマバード支局長・乗京真知)
▶︎

【解説人語】「ドクター・ナカムラを殺してしまった」 白状した男はどこに?中村哲さん襲撃事件から5年 追い続けた記者語る(元イスラマバード支局長・乗京真知)

【イスラエル大使単独インタビュー】なぜ地上侵攻?【パレスチナ問題】
▶︎

【イスラエル大使単独インタビュー】なぜ地上侵攻?【パレスチナ問題】

HOTSHOT DX jam 063  中村哲医師ドキュメンタリー作品「荒野に希望の灯をともす」撮影・監督 谷津賢二 氏インタビュー #中村哲 #荒野に希望の灯をともす #hotshot
▶︎

HOTSHOT DX jam 063 中村哲医師ドキュメンタリー作品「荒野に希望の灯をともす」撮影・監督 谷津賢二 氏インタビュー #中村哲 #荒野に希望の灯をともす #hotshot

「関係があったと言わざるを得ない」タリバンによるアフガニスタン統治から1年 隠せないタリバンとアルカイダの関係性を現地から追う【須賀川記者リポート】|TBS NEWS DIG
▶︎

「関係があったと言わざるを得ない」タリバンによるアフガニスタン統治から1年 隠せないタリバンとアルカイダの関係性を現地から追う【須賀川記者リポート】|TBS NEWS DIG

Full interview: Trump says Iran ‘is not an endless war’ as conflict reaches 100 days
▶︎

Full interview: Trump says Iran ‘is not an endless war’ as conflict reaches 100 days

【高橋弘樹vs辞めTBS】news23のエース記者が衝撃退社…なぜ?須賀川拓が衝撃告白【ReHacQ】
▶︎

【高橋弘樹vs辞めTBS】news23のエース記者が衝撃退社…なぜ?須賀川拓が衝撃告白【ReHacQ】

Married to ISIS: The Hellish Reality of Women Left Behind
▶︎

Married to ISIS: The Hellish Reality of Women Left Behind

48 Hours In The Most Dangerous Country – Afghanistan
▶︎

48 Hours In The Most Dangerous Country – Afghanistan

【アフガン】仕事も教育も奪われ… タリバン政権下を生きる女性たちの涙『every.特集』
▶︎

【アフガン】仕事も教育も奪われ… タリバン政権下を生きる女性たちの涙『every.特集』

Kabul: Rehab Hell | ARTE.tv Documentary
▶︎

Kabul: Rehab Hell | ARTE.tv Documentary

【須賀川・特派員取材】「あなたの言葉には整合性がない」須賀川記者、イラン副大統領に問う【インタビューロング版】|TBS NEWS DIG
▶︎

【須賀川・特派員取材】「あなたの言葉には整合性がない」須賀川記者、イラン副大統領に問う【インタビューロング版】|TBS NEWS DIG

【タリバン「勧善懲悪省」に密着】タリバン復権から2年でアフガニスタンを現地取材…遊園地から消えた母親・“音楽禁止”パトロールを独自取材【深層NEWS】
▶︎

【タリバン「勧善懲悪省」に密着】タリバン復権から2年でアフガニスタンを現地取材…遊園地から消えた母親・“音楽禁止”パトロールを独自取材【深層NEWS】

【須賀川・特派員取材】透けてみえる“恐怖支配”…タリバンの夜のパトロールに同行【須賀川記者 現地リポート③】
▶︎

【須賀川・特派員取材】透けてみえる“恐怖支配”…タリバンの夜のパトロールに同行【須賀川記者 現地リポート③】

アフガンに遺した「命の水」 アフガニスタンの"再建"に尽くした中村哲さん 志半ばで凶弾に倒れて3年…その功績を語り継ぐジャーナリストの思いとは【報道ランナー】
▶︎

アフガンに遺した「命の水」 アフガニスタンの"再建"に尽くした中村哲さん 志半ばで凶弾に倒れて3年…その功績を語り継ぐジャーナリストの思いとは【報道ランナー】

‘He Seemed Proud Of IT!’ | El Salvador Mega Jail Exposed In Shocking New Documentary
▶︎

‘He Seemed Proud Of IT!’ | El Salvador Mega Jail Exposed In Shocking New Documentary

【須賀川記者取材】充満する焦げた臭い…ハマスからのロケット弾が着弾した街 記者の真上をアイアンドームが迎撃|TBS NEWS DIG
▶︎

【須賀川記者取材】充満する焦げた臭い…ハマスからのロケット弾が着弾した街 記者の真上をアイアンドームが迎撃|TBS NEWS DIG