【Japanese Dark Rock】残響罪過、徒花咲く夜 / original song

AI音楽 午前二時の高架下 白い自販機の灯りだけ 冬の吐息を照らしていた 「帰ろうか」 その一言だけが やけに優しかった ⸻ 古びたアンプのノイズみたいに 胸の奥で鳴り止まない夜 夢を語るたび 少しずつ 言葉が擦り切れていった 笑われることには慣れたけど 期待されるのが怖かった 「まだやれるよ」ってキミは言う その声だけが 静かすぎて ⸻ 誰にも見えない傷ほど 綺麗に隠れてしまうから 触れられるたび 痛かった ⸻ 残響だけを抱いて 僕ら 街灯の下で息をした 叶わなかった未来を 名前もつけずに 飲み込んで 「ここにいてよ」 その一言が 罪みたいで それでもキミが笑うたび 世界は少し 優しくなる ⸻ 狭い部屋に転がるギター 消し忘れたラジオのノイズ 「今日はもう寝ようか」なんて キミは少し笑っていた たぶん互いにわかっていた 救いなんかじゃないことも 寄り添うほど 見えてしまう 諦めかけた瞳の色 ⸻ 正しさばかり並ぶ街で 僕らは少し黙っていた 朝焼けが来るのを避けるように ⸻ 徒花だけが咲いて 散れもしないまま揺れていた 誰にも祝われないまま それでも確かに 綺麗だった 「アナタがいればいい」 その言葉が苦しくて 抱きしめるほど 胸の奥 消えない影が深くなる ⸻ 夢の亡骸を隠すように キミは笑って 髪を結った その横顔が あまりにも綺麗で 何も言えなくなった もしも全部失くしても 最後に残るものがあるなら きっとそれは 成功でも 正解でもなくて ⸻ 残響罪過の夜に 僕ら 名前もない愛を抱いた 許されなくてもいいと 初めて思えた あの瞬間 壊れそうな優しさで 互いを繋ぎ止めながら 朝焼け前の世界で キミだけが 綺麗だった ⸻ 午前四時の交差点 始発待ちの風の中 咲けない花のままで それでも 隣にいたかった。