箏と尺八 さくら四重奏(片山瞠山作曲) ”Sakura Quartet”
「さくら四重奏」(片山瞠山作曲) 第一箏:石田雅楽穂、第二箏:北川雅楽敏、十七絃:庄下雅鴻陽、尺八:片山瞠山 南砺市旧城端町の山田川右岸に、樹齢百年とも百五十年とも言われる一本の江戸彼岸桜の大木がある。根元で7幹に分かれていて、花は枝々をしならせるかとおもわせるほど密に咲き、まことに壮観である。もとは数本自生していたが、太平洋戦争後薪用に伐採され一本だけが残っているのだという。 足場の悪い土手に屹立し、また、川と水田に囲まれているので、花見の宴などとは無縁である。まさに孤高といった風情で、花見気分だけには終わらせない崇高さを持っている。 「さくら四重奏」では、この江戸彼岸桜から受ける哲学的な印象を箏や尺八ならではの奏法を用いて様々に表現しようと試みた。(二〇〇七年四月作曲) Sakura Quartet:Composed by Katayama Dohzan. Koto:Ishida Utaho, Kitagawa Utatoshi, Jyushichi-gen:Shohge Gakohyoh, Shakuhachi:Katayama Dozan.
