【特集】「子どもに委ねる学び」へ “授業改革”進める石川・加賀市の小中学校 新たな学びのカタチに
【2025.11.20 OA】 石川県加賀市の小・中学校では、従来の一斉授業から「子どもに委ねる学び」へと改革が進められています。新しい学校の姿を取材しました。 この動画の記事を読む> https://news.ntv.co.jp/n/ktk/category... 石川県加賀市の動橋小学校。 行われていたのは算数の授業、のはずですが… 担任:「きょうは自分で学習を進めてもらいます」「誰のための勉強ですか?」 児童:「自分!」 担任:「なので、がんばってください。ではどうぞ」 子どもたち、授業中なのに教室から飛び出していきます。 廊下で勉強する子。 ホワイトボードの下に、陣取っている子も。 児童: 「結構リラックスして勉強できます」 この学校は、校舎のいたるところが、学習スペースになっているんです。 学習のゴールは同じですが、勉強する場所や誰と一緒に学ぶか、進め方のペースなどを自ら考え選ぶ。 そんな”子どもに委ねる学び”を取り入れています。 こうした授業改革を進めることにした背景は… 動橋小学校・野田 美由紀 校長: 「まず、本校の子どもたち、学びになかなか、自分から向き合えない子がいました。やはり45分間、なかなか集中がもたなくて、うずうずしてしまうという子もいました」 多様な子どもたちが集う今の学校では、一斉に同じことをする授業に、限界を感じていたといいます。 こちらの学校では、ことし4月から授業改革を進め… 課題の発見や考えの練り上げには、従来通りの一斉授業。 自律した学びの力をつけたい時には“子どもに委ねる授業”と、目的に応じて授業づくりを進めています。 動橋小学校・野田 美由紀 校長: 「こうやって自由に、自分の選んだ場所でやっていいよと言った時に、本当に学びに向かうのかという不安は、(教員)みんな持っていました。その時に、しっかり準備をして、そしてこうやって自分で選んでやることの意味を、子どもたちと確認すれば、絶対、子どもたちはできるはずだから、信じてやってみようということで」 授業改革を進めて約半年。 子どもたちの様子に、少しずつ変化が見えてきました。 わからないところは教え合う姿。 1人で黙々と学習に向かう姿。 授業中に遊びだす子は、ほとんどいなくなりました。 児童は: 「好きなように自分の勉強できるから、自分でやった方が楽しい」 「先生に頼れないから、ちょっと難しい時もある。(Q. わからない時はどうやって解決してる?) 友達に聞いたり、パソコンでヒントが送ってある時は見たり」 4年生の担任・中谷 綜太 先生: 「(最初は)大人の話、こんなに聞かないか、とにかく一人一人がバラバラっていう印象が強かったんですけど、今は本当に、自分らで一生懸命みんなで勉強する、この子らも頑張っとるんやなって」 変化したのは、子どもたちだけではありません。 「さよなら~」 放課後。藤井先生、黒板になにか書き始めました。 2年生の担任・藤井 日和 先生: 「一の位の計算が終わったら、次は十の位の計算をします」 授業で使う動画を撮影し始めました。 こうした動画は、子どもたちが学習につまづいたときや、答え合わせをするときに見てもらうそうです。 2年生の担任・藤井 日和 先生: 「『わかった』『できた』って喜べそうなところは動画入れたりとか、勉強する時間によって動画撮ったり、ヒント用意したりとか、いろいろ変えてます」 職員室では先生同士、相談する姿が… 5年生の先生たち: 「確かにコナンの中じゃ、阿笠博士が乗っている車は何なのかなとか…」 「ルパンの車とかも…」 「そう、そう、そう」 もしかして好きなアニメの話ですか? 5年生の担任・日浦 由三代 先生: 「社会科の車の単元の自動車づくりについて学んでいくので、自分で進めていくエンジンをかけるっていうので、子どもに興味のあることを掲示していきたいなって話していました」 子どもたちが、自ら学びを進められるような仕掛けをつくり… 授業中はきちんと学習を進めているか、一人一人の様子を観察します。 5年生の担任・日浦 由三代 先生: 「とにかく進捗状況を、どうやってるのかなっていうところと、あとどこでつまずいているのかなっていう、止まるところの原因を見ていて、子どもにそれが合ってるかどうかっていう子どもの姿見ないと分からないので、今それを必死に見てフィードバックしているようなところですね」 誰一人、取り残されないように… 先生たちも試行錯誤しながら、子どもたちに伴走しています。 こうした石川県加賀市の教育改革には、全国から視察が訪れています。 福井市 豊小学校・赤澤 孝弘 校長: 「ものすごく生き生きした姿でできているのを見て、本当に驚いたし、感動しました。子どもたちに任せるというのは、ものすごく勇気がいることです。チャレンジしてみようという勇気をいただけたかなと思っています」 自ら考え、困難を乗り越えていけるように。 目指すのは、自ら学び、たくましく生きる、そんな子どもたちです。 動橋小学校・野田 美由紀 校長: 「自分で解決していく方法を見つけ、そして解決していき、たくましく、自分の人生を豊かにしていってほしいな、そういう力をつけてほしい」 「自分で学ぶ場所みつけて、一生懸命、頑張ってきてください」 「頑張ってきてください。では、いってらっしゃい」 「はい、いってらっしゃい」 子どもたちも先生も、一歩ずつ成長していくために… これからも、新たな学びのカタチを、模索し続けます。 #授業改革 #加賀市 #動橋小学校 #子どもに委ねる学び #石川 #テレビ金沢 #ニュース

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