[SUNO MUSIC] 不気味

駅前の時計が 少しだけ遅れてる 誰も気にせずに 朝へ流れていく 新聞の端では 世界が燃えている 僕の味噌汁は まだ少しぬるい 笑っているのに 目だけが置いてきぼり 名前を呼ばれて 振り向く人がいない 不気味だね この街は 明るい顔して眠ってる 不気味だね 僕たちは 何もないふりが上手くなる 窓の外で犬が吠えて 月は知らん顔をしてる それでも今日は始まる それがいちばん不気味だね 冷蔵庫の中で 林檎がしわになる 昨日の約束も 同じ色をしてる テレビを消したら 部屋が広くなって 広くなりすぎて 僕は少し困る 正しいことほど 紙みたいに薄くなる 誰かの涙も 夕刊の下で乾く 不気味だね この夜は 優しい声ほどよく響く 不気味だね 僕たちは 傷つく順番を待っている ドアの向こうで風が鳴って 鍵はちゃんとかけたのに 誰かが中にいるようで それがいちばん不気味だね 悲しい話を 笑って聞いたあとで コップの水だけ やけに澄んで見えた 生きていることが たまに他人事みたいで 靴をそろえたまま 朝を待っている 不気味だね この街は 明るい顔して眠ってる 不気味だね 僕たちは 何もないふりが上手くなる 窓の外で犬が吠えて 月は知らん顔をしてる それでも今日は始まる それがいちばん不気味だね 不気味だね それなのに 花は勝手に咲いている 不気味だね それなのに 君の声だけ覚えてる 世界中が冷えていても ポケットの中は少し暖かい 理由なんて分からない それがいちばん不気味だね